およそ半年ぶりの旅日記シリーズです。決して忘れていた訳ではないです。恐らく
9月上旬に予定していた九州行きが諸事情によりキャンセルとなり、代わりの行き先を探していたところ、たまたま空席を確保できたのでひとまず香川県へ向かうこととなりました。
往復電車移動と金額面ではあまり大差なかったので今回も車で移動します。朝は時間つぶしに端岡~鬼無へ
早朝に運転されている223系5000番台単独2両のマリンライナーを狙いました。
曇りのち雨予報でしたがPAで目覚めると青空が見える…?ということで急遽変更。奇跡的にこの3101Mは晴れました。嬉しい誤算です。
待機中もとにかく眠たかったのでこの後は仮眠しつつぼちぼち出発地である多度津駅へ移動します。
今回乗車するのは土讃線を走るJR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」
前々から乗ってみたいと思っていたものがたり系の列車にいよいよ初乗車です。
早速車内へ。大歩危寄りの1号車「春萌(はるあかり)の章」は緑を基調とした落ち着きのある内装になっています。
元の種車を知っているだけにその変わりようには本当に驚かされますね。
そして10時19分、列車は定刻通り多度津駅を発車。盛大に見送られながら南下していきます。琴平駅では専用ラウンジでのおもてなしも受け、お待ちかねの食事です。
せっかく乗るならということで事前に予約しておりました。
金刀比羅宮が運営する神椿(かみつばき)の調理長監修「さぬきこだわり食材の洋風料理」(※JR四国HPより引用)
と、あるように料理にもかなり力を入れているようで、地元食材をふんだんに使用したメニューです。それぞれの食材を活かした味付けで美味しかったです。
ちなみにソフトドリンクは徳島のすだちサイダーです。スッキリしていて飲みやすかったです。
讃岐財田での運転停車を挟み、スイッチバックを経て秘境駅の坪尻に停車
トンネルの手前では坪尻駅を作る際に付け替えられた川の様子を見ることができ、ゆっくり走る観光列車だからこその醍醐味も感じました。
しかしそれでも本当に一瞬でした。1両あたり900馬力の振り子でガンガン飛ばしてたらそりゃ気付かない訳だ…(
少し雨のぱらつく中でしたが徒歩でしか来たことがなかったので貴重な経験になりました。
坪尻駅発車後は温製料理としてハヤシライスをいただきました。
こちらも地元の食材として香川県産のきぬむすめというお米やオリーブ豚などが使われています。
冷製料理だけでも盛りだくさんな内容なのでむしろちょうどいい量でした。
食後のデザートに和三盆とコーヒーを楽しみながら、大歩危小歩危の景勝地を満喫する、まさしく優雅なひと時でした。
12時47分、そらの郷紀行の終着、大歩危駅に到着
到着後は余っていた青春18きっぷですぐさま折り返します。単行気動車に揺られて多度津へ戻り、車で大阪まで帰宅しました。
山陽道トンネル火災の通行止めが痛かったですが無事に間に合いました。
以下軽く総括なのですが、JR四国が推している観光列車なだけあってとても満足度の高い仕上がりになっていると思います。沿線でのお見送りなどもあり、地元の方々との一体感を感じられるのも魅力の一つですね。最高でした◎
伊予灘もぜひ乗ってみたくなりましたがそれはまたの機会に…